大学病院での体験の後、私の自己肯定感がすぐに上がったわけではありません。しかし結婚して娘が生まれ、夫の転勤で離島暮らしを経験するなど母親と物理的に距離ができ、段々と自分の人生を歩き始めてゆきました。
離島での自然に囲まれた暮らしの中では、私の過去を知らない新しい人間関係が出来てゆき、今まで鳴りを潜めていた前向きで明るい元気一杯の私がどんどん表に出てくるようになりました。
でもお仕事に関しては何故か「やってみたい事はたくさんあるけれど、今世では何も出来ない気がする」と思っていて、いつも「すぐに辞められる仕事」を探す、何も本気で取り組まない逃げ腰な私が居ました。
しかし41歳で胃がんになった時、私のお尻に初めて火がつきました。
「生きている間にやりたいことやっておかなきゃ!」
「何のために生まれてきたんだ!」
「言い訳してる暇なんて無い!!」
そこからは反対方向への振り幅がとんでもなく大きくて、興味があってチャレンジしたいものの資格を次々に取って怖いもの知らずで仕事にしてゆきました。そして、ピラティスのパーソナルコーチを7年間する間に、お客様を理解するために学び始めた数秘術で持って生まれた性質や気質によって人は全く違うと言うことを知り、コロナ禍で出会ったマインドフルネス瞑想のメソッドで、脳科学の視点から心の仕組みを知り、ありのままの自分に寄り添うセルフコンパションに出会い、自己肯定感を上げてゆくワークをたくさん実践する機会を得ることができました。
合わせて、過去の出来事や体験が作った思いこみやトラウマを手放すためのセッションを二人の先生から受けたのが、母との関係を解きほぐすきっかけとなりました。
その時のワークを数年かけて自分で自分にし続け、「辛い思い出」だと思っていた過去の出来事を一つ一つ追体験し直し、その場面を何度も色々な視点から客観視しては検証することを続けました。
最後の1年間は辛い思い出のある場所(子供の頃に住んでいた家、父の転勤で住んだ地方の小学校、など)を思いつく限り訪れ、その場所でもワークを繰り返し続け、最後のオセロのコマを黒から白へくるりとひっくり返せたと感じた時にはこの世に命を持って生まれて来て人生を生きるという奇跡に感謝が湧き、母にも私自身にも愛と労いを感じて涙が出ました。
ここ数年は数秘術のセッションや講座、マインドフルネス瞑想の講座を通して、お客様にも自己肯定感を上げることで得られる自分の人生に対する愛と幸福感をお伝えしています。
ちなみに80歳をすぎてもスタイル抜群、60代にしか見えない美しい母は私が昔の話をすると
「やあねぇ。そんなこと言うわけないじゃない!ガニ股でも下膨れでもみきちゃんは可愛いかったわよ。自分の子供を可愛いと思わない訳ないでしょ!」
と言います・・・・。
あんまり無邪気に言うので、もしかしたらそうだったのかも知れないなと思ってしまいそうになります。
過去には実体はありません。あるのは記憶だけ。そして記憶はとても曖昧で書き換え可能な霞のような存在です。
私たちが本当に存在しているのは「今この瞬間」だけ。それを実感できると過去の苦しみからも未来への不安からもからも解放され、自由になります。
私のMy storyのどこかに「あ!私も。。。」と思ったならば、ぜひコメントなどくださると嬉しいです。
長い文章をここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
ほしのみきこ
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