Time is Moneyという言葉があるけれど。限りある時を生きる私たちの何より大切な財産は「時間」だと思う。
誰と何をどこですることにこの財産を使うのか?それは本当によく考えて決めるべきなのだと思う。よく考えてから答えを出して良いのだと思う。
そして、この世界には「ギバー」と「テイカー」が居て、ギバーが良い人でテイカーは悪い人という意味では無いのだけれど、他人の時間をなんとも思わずどんどん奪い取っていく人が居ることも確か。
「いやー悪いね」「ほんとすいません」そう言って、信じられないほどあっけらかんと多くの時間を奪い去ってゆく。
そして、奪われる方も実は決定権が自分にあることに気づかずにどんどん差し出している、という場合もある。
「せっかくのお誘いだから」「お世話になったから」「お互い様だし」「急いでいるみたいだし」「困ってるみたいだし」「いつかこっちもお願いしたいことができるかもしれないし」etc…
そんな言い訳を自分にして、自ら差し出した時間を終わった後に嘆くのだ。
「あーなんで引き受けちゃったんだろう」「いやでもお互い様だし」「無理すればできるし」「ここで引き受けなきゃ冷たい人って思われちゃうし」
そんな気持ちで引き受けたことに良いエネルギーが乗るわけがないのだけれど。。。。
最近読んで感銘を受けた本には、「お願いされたことは9割断っていい。本当にやるべき1割のことを誠心誠意完遂しよう」と書いてあった。
本当にそうだと思った。
人生は永遠ではない。
自分の時間を本当に大切なことに使わずして何に使うというのだろう。
大抵のお願いは断っても相手は死ぬわけじゃないし、代わりの人が必ずいるものだ。それに冷たい人だと言われる「かも」知れないなんて恐れは、貴重な人生の時間の前にどんな重さも無い。
そして、簡単に何かをお願いしてくる人が同じだけの時間をこちらに返してくれることはほとんどゼロに近い。
全ての人に「優しい人」と思われるよりも、「あの人には簡単にお願いって出来ないな」そう思われるくらいで良いと思う。
それでもあなたの家族や身近な人、真の友人たちとの間にはギブアンドテイクの関係はちゃんと存続してゆくだろう。
そして、そういう人のために使う時間をちゃんととっておくためには、日頃から何に時間を使うかをちゃんと本気で選択していなくてはならないのだ。。。
自分自身をどのくらい大切にしているか、自分の扱い方はそのまま「私をこんな風に扱ってください」という取扱説明書と同じ。。。。
そして、他人の時間も尊重したいと思う。
今までたくさんの人の時間を簡単に奪っていたことは沢山ある。50代になって本当に身に染みる。
今日はちょっぴり熱量の多い文章になってしまいました。。。
読んでくださってありがとうございます。
Mikiko
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