近所でちょっとだけコーヒーを飲んで話すつもりが、何故か友人と一緒に箱根仙石原にあるPOLA美術館へ。。。
一度は中をちゃんと見てみたいと思っていた緑に囲まれた美しいミュージアムです。
ガラスの通路の先の静かな展示室で開催されていた企画展「シン ジャパニーズ ペインティング」の作品達に心が躍りました。
日頃アートの中でも現代の日本画はあまり興味がないジャンルだったのですが、今日は行く前から私の中で美しいものを見て感動したいという気持ちが出来上がっていたのでしょうか。見るもの見るものどれも心のスイッチを押されました。
どんなに有名な画家の作品でも興味が湧かないものはどんどんスルーして「せっかく来たんだから」とか「何でも興味を持って見なくちゃ」という概念を捨て、心の底から「わー」って感動が湧き上がってくるものだけを追いかけてどんどん見るスタイルで回ってみると、アートは本当に作者も鑑賞者も自由に在ればいいのだな、と実感しました。
私がお仕事で使っているオラクルカードに「sensuality(官能性)」というカードがあるのですが、官能性というとセクシーな性的なものを指すことも多いですが、このカードの意味は「感情が豊かで五感が鋭いということ。五感をフルに使うことは自己を認識する方法でもある」なのです。
今日の美術鑑賞はまさにそんな感じ!
既成概念から自分を解放して五感を満たし、自分は何が好きで何が嫌いで何が気持ち良いのかを知る。それが自己認識となってゆく。
アートに触れることで自分の中にある喜びと繋がる。
これが今日したことの全て。
喜びも悲しみも幸福感も嫌悪感もいつだって全て私の中に最初からあって、誰かが何かを言ったとか誰かに何かしてもらったから生まれるのでは無い。頭では知っていたけれど、今日の美術鑑賞でそれがとてもリアルに実感できました。外側で起きることはただ、私たちの内側にあるもののスイッチを押すだけ。
どんな感情を感じるかを私たちはいつだって自分で選ぶことも出来るんですよね。画像には今日私がすごく好き!って思った絵を選びました。
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