更年期のこと

私は今年51歳になりました。
50歳までは私は年取らないって思ってた笑
体力気力に溢れて人生を味わい尽くすのだと思っていました。もちろん今もそう思っているのだけれど、ほんの少し何かを乗り越えて違う角度から人生を見ているような感じもします。

ちょうど一年前から毎月のものが途切れ途切れになって、しばらく来なかったりたまにちょっと来たり。最初はいつでも温泉も海も入れるし腰やお腹の痛みも無くって「楽！」って思っていましたが、とうとう半年来なくなった頃、急に寂しくなったんです。

「私ってもう現役じゃ無いのかも」
「人生を謳歌する時間はもう終わったのかも」

そんな気持ちになってしまって。
素敵な恋愛映画やハラハラドキドキのアクション映画を見ても、どこか「若い人のもの」って感じてしまう。え？どうして？？
今まで自分のこととして捉えていた様々なことが自分とは関係ないことになったように感じる。。。
あららー私もこんな風に更年期になるんだぁ。。。

そんな中で、自分のエネルギーが変化していく時には本当に勇気を持って色々な物や事や考えや人間関係を手放していかなくてはならないのだと実感しました。体力や気力も若い頃とは違ってきて、熱量よりもクオリティ重視へ。マルチタスク型よりシングルタスク型へ。決断は早さよりも熟考した後でする。色々なお誘いも、忖度や嫌われることへの恐れではなく本当にそれをしたいのかをよく考えてから決めるなど。。。。

そんなことを大切にして過ごした後で、ふと以前よりもっと大きな幸福感が帰ってきました。

私たちの悩みの大半は人間関係の悩みだと言われていますが、さらにそのほとんどは今この瞬間に目の前で起こっていないことを頭の中で考えることで出来上がっています。
今この瞬間に居ることを意識したせいで、悩むことが減り、実際に目の前で起きた時に対処すれば良くなりました。
たくさんのタスクを同時進行で抱えて、常に何かが未完結だった状態は1日に3個！とTO DOリストを決めてやることで、本当に大切な優先項目に集中し、毎日必ず達成感と解放感を感じられるようになりました。
マルチタスクを極力やめてシングルタスクで行動することで、家事も仕事も何もかもが早く正確に終わるようになり、時間にゆとりが生まれました。
そして、みんなに好かれよう、認めてもらおうという気持ちよりも自分らしく居ること、頑張って社交性を発揮しなくても穏やかに存在することを良しとしてみたら、長年の友人たちとは変わらずに付き合いが続き、新しく出会う人もエネルギーの合う人が集まってくるようになりました。

そんな風に自分のペースを取り戻したタイミングで、もう一度だけさよならを告げるかのように思い切り月のものがやってきて、そうしてサッと去ってゆきました。
本当にさようならを言いにきたみたい笑

最近もう一つ手放したのはメイクです。
長年日焼けしてきた私の肌はシミもシワもいっぱい！！大きかったはずの目も瞼が重くなってきて、不意に写真を撮られるとなんだかとっても目が小さく写っていてびっくりします！
去年まではそれらを隠すためにコンシーラーにファンデーションにと色々と駆使しましたが、返ってよれて老けてしまって。。。
最近では天然素材の日焼け止めに軽いフェイスパウダーだけです。ほとんど何も塗らなくなったことで大笑いしても汗をかいても軽くて快適です。シミとシワはご愛嬌。
そして欠点を隠すよりもチャームポイントを一つだけアピールしよう！と思ってマスカラだけはしっかり塗ってまつ毛を上向きにキープしています。　チャームポイントはご先祖からのギフトだから大事に、そして盛大にアピール！

若い頃は自分が５０代になるなんて想像もできませんでしたが、若い頃よりも自由さもあって、割り切ってみるととても居心地がいい気がします。もっともっと思い切り年齢を重ねたら、更に色々なものから更に解き放たれていたらいいなぁと思っていますが、どんなおばあちゃんになれるのかしら。

今日も読んでくださってありがとうございます。

mikiko